コラム

古き良き日本の文化!

2025.03.12

日本ならでは🇯🇵

新潟県上越市にある『百年料亭 宇喜世』

東門、北門、建物は国登録有形文化財に指定。

江戸時代に魚屋から始まり、江戸末期に仕出し屋に転じ、明治の初めに割烹料亭となり現在に至っているという、その歴史を伺いながら、ご案内いただきました(^-^)

趣ある建物、天井絵や欄間、床の間、床柱など季節や自然界を表現して造られていて、掛け軸や調度品など細部にまでこだわりと遊び心が秘められている💗
階段、回路、窓のある位置と全て意味をもっている!

玄関には勝海舟氏の書が飾られており、広さ153帖ある2階のお広間は春夏秋冬🌸🍁の花草を描いた天井絵が施され、襖や欄間も美しく✨いつまでも眺めていられる。

桜の間は立派な桜の床柱があり、床柱の後ろの⽵には斎藤俊雄氏の笹の絵が描かれていました。

水車の間は隋所に⽔⾞の部材が使われ、壁には見事な組⼦細⼯と天井には末広がりで演技がよい瓢箪が施されています。

その時代に新館と行き来する地下通路まで造られていたというのには驚き‼️

高松宮宣仁殿下が利用されたというお部屋は、高松宮宣仁殿下が座られたお席から見事な妙高山🏔️を観ることができます👍

3月雛祭り🎎にちなみ、玄関には美しいお顔のお雛様が💕各お部屋にもそれぞれ歴史あるお雛様が飾られていて、お雛様をみているだけでも十分価値がある❣️

お庭は雪☃️の影響があり工事中でしたが、春にはきっと素晴らしい姿🌸を楽しませてくれるだろうと想像が膨らみました\(^o^)/

何より、登録有形文化財に指定されているため、現状を維持することが大変であり、近代的に手を入れることもままならず、1階から4階まで急で狭い階段を今でもお料理を機敏に運ぶ方々には感服です。

そして、屋号の「宇喜世」は造語で、「浮き世=思うようにならない世の中」ではなく、「宇宙を喜ぶ」「世の中を喜ぶ」という気持ちと各所、柱やドアの取っ手、様々なところに“転んでもすぐ起きるだるま”が描かれていて、「世の中は七転び八起き❗️」今日嫌なことがあっても、美味しいお酒🍶とお料理でリフレッシュして、明日またがんばりましょう💪といったメッセージが込められているという🍀

とても語りつくせない、そこに込められ想い、繊細な技術と日本の伝統・文化、粋な遊び心に感動でした💗

ランチとディナーと楽しむことができるので、是非、足を運んでいただきたい場所です((o(^∇^)o))

新館と行き来する地下道

153畳の大広間