感涙

驚きと感動

クール便が届き、差出人を見て一瞬「」
一昨年、乳癌の手術の10日前に旅をした旅館の支配人の名前

手術前、仕事の段取りで怒涛のような日々だったので、気持ちを整えたいという想いとこれから始まる癌との共存生活に対する自分へのエール＆ここまで頑張ってきた自分へのご褒美の時間を過ごさせてもらった場所

箱を開けてみたら、さりげない文章の中に身体への気遣いと温かい励ましが伝わってくるお手紙と『最近、事務所で食べている好きなお菓子を一緒に』と美味しそうなスイーツが

お手紙を読みながら、行き届いた温かなおもてなしと細やかなお心遣い、居心地良い空間でスタッフの皆さんの笑顔に囲まれ、楽しい時間を過ごさせていただいたことが蘇ってきました

温泉は肌に優しく気持ちよくて、お料理もとても美味しくワインや日本酒のラインナップの素晴らしさに支配人と話が盛り上がり(≧∀≦)手術前で禁酒していたので、飲めずに残念がっている私にさっと素敵なワイングラスでグランベリージュースを出してくれた！おかげでワインを飲んでいる気分を味わえたこと出発の朝、「今度はお酒をお楽しみいただけるように準備しておくので、手術、頑張ってください！」とスタッフ皆さんでお見送りしてくれたことが浮かんできました

その後も支配人とは時々、メッセージのやりとりをしながら近況報告をしていましたが、昨年は伺う機会が作れず、今年の年明けのメッセージの際に、「今年は伺います(^o^)」とお伝えしたら、「お会いした時のあの笑顔を想像しながら、飲みたいとおっしゃっていたワインを熟成させてお待ちしております。」というお返事をいただきました。私が飲みたいと話したワインのことをしっかり覚えていてくれた

そして、1週間ほど前、その旅館のことを思い出し、旅の計画をしようと思っていたところに、このサプライズ
支配人からの手紙を読みながら、癌と宣告されてから今日までのことが走馬灯のように流れ、頑張ってきたなぁ～という想いと支配人の温かいお気持ちが有り難く涙が溢れてきました

今日もまた、こうして周りの皆さんに支えられ、力をいただきながら“生かされている”ことを感じられることに感謝

周りにいてくださる皆さんと自分自身に誠実に、当たり前のことの有難さを忘れず、一日、一日、丁寧に大切に歩んでいきたい

長文、お付き合いくださりありがとうございます
ご縁をいただき繋がっていてくださる皆さんに心から感謝を込めて