コラム

第14回”若手起業家クラブ「C's Club」

2022.04.20

14若手起業家クラブ「C's Club

リアル会開催
私が女性として、起業家として尊敬する、やげんぼりグループ 大女将 岡本多美栄様にお願いし、「おもてなしの神髄に触れる」を伺う素敵なオフ会となりました。

会場は赤坂のにぎやかな商店街の細い横道に入ると、別世界に一気に連れて行ってくれる静けさが漂う一角にあるやげんぼり赤坂店。
柳の木に趣のある日本家屋、のれんをくぐると打ち水された石畳を通り店内へ。 「ようこそどす、おおきに 」とはんなりとした京都弁で迎えてくださった大女将。

割烹旅館の長女として誕生し、20歳で老舗料理屋・「やげんぼり」へ嫁いでこられた。おもてなしの達人、経営者としての手腕を発揮。
大きな看板を背負って全てを切り盛りし、一時は日本海外と20店舗を展開されていました。
母として、女性として、女将として、経営者として生き抜き、現在も現場に立ち続けていらっしゃる美しくバイタリティー溢れる女性
女将さんの「私の話など聞いていただけるようなことは何もありません」ということから、今回は質問にお答えいただくスタイルで進めさせていただきました。

小さい時からこうなりたいという夢はありましたか?という質問に 「何にもなかった。ご縁があって老舗料理に嫁いで、なんとなく今に至ります。」と数えきれない私達には思い測ることのできないようなご苦労も感じさせず、満面の笑みでお話が始まりました(^o^)

母親と接客業、女将さんの両立は大変でしたか?には、
ええ加減(いい加減)でなければできない。一つ一つを真剣に考えこんでいては前に進めない。 何店舗も維持し、やり続ける秘訣は?こちらもええ加減負けたらどうしよう、潰れたらどうしようとは考えない。やったらうまくいくと信じてやる!華やかに生きる!どんなに失敗しても、命だけは取られないから大丈夫よと、笑い飛ばしておられる姿に強き日本女性の潔さを感じました。

日本料理が無形文化財になって思うことは?
食文化は日本が一番!季節や食材によって、その都度、器や敷板、お箸を変えるという見せ方、また漆器という美しい工芸品は日本にしかない。美術的にも本当に素晴らしいので、特に外国の方、若い方には、ぜひその場でしか感じられない空気感を直接味わって体験してほしい!そして、その緊張感も学んでほしい!と熱い思いを伝えてくだいました。
その後は人とのお付き合いの仕方、心の持ち様、生きたお金の使い方など、惜しみなく、深いお話をしてくださいました。

また、日本を動かした時代を生きた昭和の大物の方々との逸話は、まるでドラマを見ているように吸い込まれ、お食事するのも忘れてしまうほどでしたが、お味はもちろんのこと、日本家屋で頂く季節を彩った美しいお料理に器、美味しいお酒に細かな心配り、温かいおもてなし、愛でながら味わうという優雅 な時間を過ごすことができました


最後は「人生は一度きり、無茶を楽しんでおくれやす」とエールとともに、送り出してくださいました。
人生を豊かに自分らしく生きるヒントを沢山いただくことができた貴重なお時間となりました。

女将さん!やっぱり素敵ありがとうございました。

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 2021
年春、経営者として人間力を上げたい、ステージアップを考えている若手起業家のための本物に触れる若手起業家クラブとして立ち上げました。 毎月のオンラインサロン&オンラインコンサルタイムに加え、3ケ月に一度、通常ではお会いすることのできないスペシャルゲストをお迎えして、なかなか予約を取ることのできないお店でのオフ会の開催を予定しております。 C’s Club 完全ご紹介制で運営しております。

C's Club概要 はコチラ https://resast.jp/conclusions/7148